« ダッシュボード・コンフェッショナル『ザ・シェイド・オブ・ポイズン・ツリーズ』 | トップページ | BROADWAY『KINGDOMS』 »

ダッシュボード・コンフェッショナル『アレター・ザ・エンディング』

Alter the EndingAlter the Ending
Dashboard Confessional

Vagrant 2009-11-10
売り上げランキング : 47906

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 09年発表の6枚目。ここでは隙間なく音を詰め込んだロックサウンドを展開。相変わらずミディアムテンポのリズム感と、練りにねったメロディーフレーズに、変わりがない。新しさといえば、リヴァーヴのかかったボーカルと、デジタルサウンドやピアノ、キーボードを導入したことくらいか。

 ダッシュボード・コンフェッショナルはけっしてジミー・イート・ワールドのように、自分たちにしかない独特なメロディーを持ったバンドではない。サウンド的にも違ったジャンルから音楽性を取り入れるということが少ない。彼らしかない個性をいえば、クリス・ギャラハーの、透明でありながらも、熱身を帯び、力のこもった歌声にあるといえるだろう。彼の歌声を聴いただけでダッシュボード・コンフェッショナルと分かる。それほど説得力のあるボーカルなのだ。
今作では前作で覚えた押し引きのあるボーカルスタイルと、実験的に奏でられた多彩なギターフレーズが、集大成的にまとめられている。とくにボーカルは、いろいろな歌い方をしているし、余分な力が抜け、確実にうまくなっている。

 ミニマムよりもマキシマムといった完璧性を求めていた彼らだが、ここで目指していた音楽性が、完成したかのように思える。それほど完璧な形で構築され、隙がない。いままで発表した作品のなかで、一番完成度の高い作品だ。

 なお初回限定の青盤のほうは2枚組みで、このアルバムのアコースティックヴァージョンが収録されている。

|

« ダッシュボード・コンフェッショナル『ザ・シェイド・オブ・ポイズン・ツリーズ』 | トップページ | BROADWAY『KINGDOMS』 »

D」カテゴリの記事

エモ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/58179/48089697

この記事へのトラックバック一覧です: ダッシュボード・コンフェッショナル『アレター・ザ・エンディング』:

« ダッシュボード・コンフェッショナル『ザ・シェイド・オブ・ポイズン・ツリーズ』 | トップページ | BROADWAY『KINGDOMS』 »