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ソーシャル・ディストーション 『メインライナー』

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Social Distortion

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 82年に発表されたデビューシングル『1945』と83年の2nd『アナザー・ステイト・オブ・マインド』を合わせ、95年に発売された初期のベスト。ソーシャル・ディストーションとは、セックスピストルズの初期パンクと、ジャームスなどのアメリカン・ハードコアに触発され活動を始めたバンドだ。当時、アドルセンツやT.S.O.L、エージェント・オレンジなどと共に、オレンジ・カウンティーのハードコア・シーンの中核を担っていたバンドで、体育会系とスキンズが入り乱れるヴァイオレントなシーンから誕生したのだ。

 当時のオレンジカウンティーのシーンとは、典型的なハードコア・サウンドというバンドは少なく、憂いを帯びたメロディーのバンドが多かったようだ。スタイルも半ズボンを履いたバンドから、優等生にも不良にもなれない中途半端な存在のバンド、ホラーテイストのバンドなど、個性的で自由な雰囲気があった。

 ソーシャル・ティストーションは、ヴィジュアル面ではダムドの影響を受け、反社会的な内容の歌詞を歌い、典型的な不良の匂いのするバンドだった。いまだ80年代のハードコア・シーンから活動を続けているバンドで、人気を維持しているのは、バッド・レリジョンとソーシャル・ディストーションくらいだろう。ブームに左右されることなく、影響力を発揮し続けているバンドなのだ。

 ここに納めされている作品は、ジャームスとブラック・ブラックの分厚いギターに、鋭利なメロディーを加え、ジョー・ストラマーのボーカルを加えたようなサウンドだ。この時点ではまだゴリゴリのハードコアサウンド。まだ高校生のときに作られた作品だそうだが、不穏な空気とともに怒りが音の塊となって襲い掛かってくるサウンドは、迫力がある。怒りと衝動に満ちた純粋なパンクアルバムといえる作品だ。

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