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フェイス・トゥ・フェイス 『ドント・ターン・アウェイ』

Don't Turn AwayDon't Turn Away
Face To Face

Fat Wreck Chords 1994-04-12
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 94年に発表されたデビュー作。当時アメリカでは、グリーン・ディとオフスプリングのブレイクによって、メロコアと呼ばれる新しいシーンが生まれた。アンダーグランドミュージックだったパンクが、メインストリームへと台頭し、盛り上がりを見せていた。

 そのムーブに乗って現れたバンドがフェイス・トゥ・フェイスなのだ。そのサウンドは、高速8ビートのドラムと3コードのギターが特徴のメロディックハードコア。バッド・レリジョンのフォロアーと捉われがちだが、彼らからの影響はない。どちらかといえば、ラモーンズを速くしたようなサウンドだ。
 
 彼らの代名詞となる切ないメロディーと、疾走していくようなスピード感は、まだこの時点では確立されていない。だがこの作品には、3コードでグイグイ押していく男くささと気合いに満ちた迫力がある。メロディーこそ希薄だが、西海岸のバンド特有の、どことなく楽観的な明るさがある。それが魅力だ。

 当時のぼくは、切ないメロディーがないこの作品があまり好きではなかった。だが、いまあらためて聴きなおしてみると、逆にメロディーがないところに魅力を感じる。情緒的なメロディーがない分、迫力があるし、男くさい。悲観的な一面がまったくなく、多彩なコーラスがすばらしい。彼らの自然体な姿勢が出ている。

 ライヴでは必ず、”ディスコネクテッド”を歌っている。彼らにとって、思い入れの強い作品なのだろう。

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