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DOWN BY LAW

ダウン・バイ・ロウダウン・バイ・ロウ
ダウン・バイ・ロウ

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 DYS、ダグ・ナスティー、オールと、数々の伝説のバンドを歩んできたデイヴ・スマイリーの新バンド。91年に発表されたデビュー作。そもそもダグ・ナスティーを解散し、新バンドのダウンバイローを結成した理由は、デイヴがカルフォルニアに引っ越ししたからだ。東海岸に住んでいるメンバーと頻繁に会うことが出来なくなったため、新バンドを結成したのだ。けっしてメンバーの仲たがいでダグ・ナスティーを解散したわけではないのだ。

 そんな経緯で発表されたデビュー作は、明るく爽やかなメロディック・パンク。メロディック・パンクが、まだパンク精神を持っていたころの作品だ。サウンド自体はダグ・ナスティーのデビュー作を模倣している。だがブライアン・ベイカーというすぐれたギタリストがいないため、メロディーの突き抜けたが中途半端。クリアーなメロディーに雑身が混じっている。

 でもデイヴのガッツに満ちたボーカルは、相変わらず変わっていない。彼らのサウンドにコントラストとかアンビバレンス、アイロニーといった感情はない。終始エネルギッシュで汗臭く突き抜けていく。“ライト・オア・ロング”では<答えはきっとあるはずだけど、探し続ければ見つかるのだろうか>と歌い、“ザ・トゥルース”では<自分を苦しめることはないだろう、その気になれば自分を変えられるはず>と歌っている。そこには迷い苦しんでいるが、それでも熱く前向きに人生を生きている姿勢がある。彼らのパンクとは、人生賛歌とガッツにあふれたエネルギッシュな姿勢といえるだろう。

 この時点ではバンドを組みたい気持ちが先行していて、サウンドコンセプトが具体的に決まっていなかったように思える。それでもバンドを組みたいという衝動だけで突っ走っている。いかにもデイヴらしい作品だ。


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