プロフィール

  •    宮本 一高         (みやもと かずたか)
                                        音楽ライターを目指しているものです。EAT MAGAZINEやDOLLなどで執筆をしておりました。おもにエモ、ハードコア、スクリーモ、メロディックパンクを中心に取り上げております。自分が感動した音楽を、積極的に紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 

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2013/08/09

Rival Schools 『FOUND』/ライバル・スクールズ 『ファウンド』

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 13年にダウンロードとヴァイナルのみ発売された3?作目。本来なら、03年から04年かけて2作目として発表する予定だった作品だという。ところが録音したはずのマスターテープが紛失してしまい、しかも追い討ちをかけるようにバンド自体が解散してしまった。ところが11年に復帰作を発表。アルバム製作の過程においてマスターテープが見つかったという。そして失われたアルバムを発表するにいたった。そのアルバムは、見つけたという意味の“ファウンド”と名付けられた。

 そんな紆余曲折を経て発表された今作は、1作目の延長上にあるオルタナティブ・ロック・サウンド。基本的にはウォルターの個性である変則的なリフやトリッキーなギターサウンドを、さらに追求している。ここではさらにギターのエフェクトにこだわり、ワームをかけた歪んだ音やスピーカーの裏側で鳴らされているような音などがあり、そしてスピーカーから出される音が左右交互に入れ替わるなど、いろいろな試みをしている。今作でも相変わらず、一回聴けばウォルターのギターサウンドだと識別できるような個性を放っている。

 個人的にはとても好きな作品。ライバルスクールズの最高傑作として選んでもいいくらい、非常にクオリティーが高い。その理由はウォルターのギタリストとしての個性が遺憾なく発揮されているからだ。11年に発表した復帰作では、インストなどの別の要素からの影響が窺え、ウォルターの特徴的なギターが失われてしまった。この作品では、ウォルターらしさの上に、自分がやりたい実験性をちゃんと消化している。CDで発表しないのか、もったいないと思うくらい、いい出来の作品だ。

 なお11曲目の“ホワイ・キャント・アイ・タッチ・イット”はバズコックスのカヴァーだ。

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