プロフィール

  •    宮本 一高         (みやもと かずたか)
                                        音楽ライターを目指しているものです。EAT MAGAZINEやDOLLなどで執筆をしておりました。おもにエモ、ハードコア、スクリーモ、メロディックパンクを中心に取り上げております。自分が感動した音楽を、積極的に紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 

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2014/09/02

GREEN DAY 『Tre!』

トレ!トレ!
グリーン・デイ

ワーナーミュージック・ジャパン 2012-12-11
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 12年12月に発表された11作目。3部作の最後となる第3部。今作は、「パーティーの翌朝の自己反省」がテーマになっているそうだ。

 その「パーティーの翌朝の自己反省」とは、内省的な考えを意味する。たとえば“セックス、ドラッグス&ヴァイオレンス”では、<人生で一番つらい教訓を学んでいる>と歌い、“ナインティナイン・レヴォリューションズ”では、<労働者はこんなに廃れてしまったのか>と歌っている。ここでは自身の苦労や、弱者を挫き富裕層を優遇する政府への批判がある。自分の内面を見つめなおした結果、反省と弱者への思いやりに行き着いた。それが今作のやさしさとさわやかさに満ち溢れた原因なのだ。

 そしてサウンド面では、今作はミディアム・テンポのソフトでやさしい曲が多く占められている。“ミッシング・ユー”では、気だるい甘さを含んだコーラスがさわやかで優しい印象をあたえている。“ドラマ・クイーン”では『ウォーニング』のようなアコースティック・ギターを中心とした牧歌的なカントリーな曲で、暖かみにあふれている。まさに『ドゥーキー』にある“ホエン・アイ・カム・アラウンド”や『インソムニアック』にあった“86”のようなコーラスに特徴がある曲を、ソフィスケートし、増やした感じだ。

 今作が原点回帰という言葉に一番近い作品ではないか。その理由は、西海岸特有の明るくカラッとしたサウンドや、アメリカン・カントリーとラモーンズや初期ザ・フーのギターサウンドを融合した初期グリーンディならではの、オリジナルなサウンドをここで展開しているから。といってもただ原点回帰をしているのではなく、そしてそこに優しさや思いやりなどの心の暖かさを感じる要素が加わった。結果、センチで甘い大人の感情を表現した新しいグリーンデイの姿があるのだ。

 個人的には3部作のなかでは『ウノ!』が一番好きだが、それぞれに違った感情を表現しとサウンド3つとも違いがあって、楽しめる作品だった。

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