プロフィール

  •    宮本 一高         (みやもと かずたか)
                                        音楽ライターを目指しているものです。EAT MAGAZINEやDOLLなどで執筆をしておりました。おもにエモ、ハードコア、スクリーモ、メロディックパンクを中心に取り上げております。自分が感動した音楽を、積極的に紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 

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2016/07/07

Modern Pain(モダン・ペイン)  『Peace Delusions(プリーズ・デリュージョン)』

Peace DelusionsPeace Delusions
Modern Pain

Bridge Nine Records 2015-09-17
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by G-Tools

15年に発売されたダラス出身のハードコア・バンドの1st。ニュースクールやオールドスクールなどの発展型と違い、独特なハードコアを展開している。

その彼らならではの独特なサウンドとは、荒れ狂うノイズが渦巻くハードコア。ベースにあるのは、初期スロッピング・グリッスルをさらに荒々しくした暴虐ノイズ。そこに勢いあるハードコアを加え、爆裂ノイズなハードコアを展開している。

ノイズが中心のサウンドだが、それにしてもいろいろな音楽を咀嚼している。スクラッチ・アシッドやジーザスリザードのポストコアから、2コードのディスチャージ、超絶テクニックのパワーヴァイオレンスに、重厚なメタルのニュースクール系ハードコアのリフ、SSDやポイズン・アイデア、インフェストから多大な影響を受けたオールドスクール・ハードコアの焦燥感など、いろいろな要素を、バリバリと響く、不快で攻撃的な雑音ノイズにまとめ上げている。

全体的に80年代のハードコアの匂いが強いサウンドだが、そこには徹底して破壊しつくまでの暴虐性が支配している。全体を支配している鼓膜が破れる勢いのバリバリ響くノイズには灰をも残さないほど徹底的に焼き尽くす爆撃機のような衝撃を感じることができるし、怒りの絶叫をあげるボーカルからは強烈な加害者意識を感じる。ここには悲しみや哀れみなどのダウナーな感情は一切ない。あるのは怒りや衝撃といった躁の感情のみだ。これほど荒れ狂い不快なサウンドを追求しているハードコアはひさびさに出会った。すばらしい。

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