プロフィール

  •    宮本 一高         (みやもと かずたか)
                                        音楽ライターを目指しているものです。EAT MAGAZINEやDOLLなどで執筆をしておりました。おもにエモ、ハードコア、スクリーモ、メロディックパンクを中心に取り上げております。自分が感動した音楽を、積極的に紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 

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2017/10/02

Brun (バーン)  『 Do or Die (ドゥ・オア・ダイ)』

Do Or DieDo Or Die
Burn

Deathwish Inc 2017-09-07
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89年から活動し、ニューヨーク・ニュースクール・ハードコア・シーンを代表するバンドのひとつでもあるBrun(バーン)の初のフルアルバム。28年の活動のなかで、いままで4枚のEPを発表しているが、フルアルバムは初めてである。昨年発表された『From The Ashes(フロム・ザ・アッシュズ)』で、手ごたえと演りたい音楽性が固まったのか、1年という短いスパンで今作は発表されている。

前作『From The Ashes(フロム・ザ・アッシュズ)』は、ピップホップなリズムとボーカルの韻に、Rage Against the Machine(レイジアゲインストザ・マシーン)のような扇情的なギターが、怒りや苛立ちを刻んでいくようなサウンドだった。今作でもそのサウンド路線は踏襲され、さらに突き詰めている。

The Dillinger Escape Plan (デリンジャー・エスケープ・プラン)のような目まぐるしく変わる展開に、HELMET(ヘルメット)のトリッキーで変則的なリズムのギターのリフ、オールドスクールなスピーディーなハードコアに呪術的なコーラスを取り入れた意外性、スローテンポから突如加速していくドラム、エフェクターの歪みを利かせたギターなどの要素を、溶鉱炉にぶち込み、金属質に固く重く鋳造した。怒りをたたきつけるようなヒップホップのリズムと、多彩なギターアレンジのリフが印象的なサウンドだが、そこには不安や苛立ち怒りといった感情が漂っている。まるでニューヨークの路地裏のスラムな想起させる薄汚れた匂いだ。

90年代の忘れ去られた古きよきものを現在によみがえらせブラッシュアップしたサウンドで、ハードコア特有のテンションの高さやストレスを発散させるような爽快感はない。だがグルーヴとニューヨークの危険な匂いと雑多性という空気感を閉じ込めたサウンドで、アティテュードはまぎれもなくハードコアだ。

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