プロフィール

  •    宮本 一高         (みやもと かずたか)
                                        音楽ライターを目指しているものです。EAT MAGAZINEやDOLLなどで執筆をしておりました。おもにエモ、ハードコア、スクリーモ、メロディックパンクを中心に取り上げております。自分が感動した音楽を、積極的に紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 

スポンサードリンク


« LIFELESS(ライフレス) 『 No Love For The World (ノー・ラブ・フォー・ザ・ワールド)』 | トップページ | Anti Flag(アンタイ・フラッグ)  『American Fall (アメリカン・フォール)』 »

2017/11/02

The Kominas (ザ・コミナス) 『Stereotype (ステレオタイプ)』

A1166260763_10


マサチューセッツ州出身のパキスタン系アメリカ人のよるパンクバンドの15年に発表された4作目。彼らはマイケルムハンマドの小説、『Taqwacores(タクワコア)』によって、その存在を世間に知られるようになったバンドだ。

彼らは政治的な問題を歌うよりも、イスラム教徒の世間的な話題に重点を置いているという。そのためそんなにシリアスなアティテュードを持っていないようだ。あくまでも音楽に重点を置いた活動をしているという。

その音楽性は、トルコやイランなどの中近東の音楽やパンジャブ民族音楽、サーフロック、レゲェやダブと、パンクとの融合。1作目の『Wild Nights in Guantanamo Bay(ワイルド・ナイツ・イン・グアンタナモ・ベイ)』で中近東音楽とパンクとの融合を目指し、2作目の『Escape to Blackout Beach(エスケープ・トゥ・ブラックアウト・ビーチ)』でアジアンなメロディーに、スカやレゲェを融合した。3作目の『Kominas(コミナス)』ではスカやレゲェを突き詰めた。そして4作目となる今作でも、前作のレゲェとパンク路線を踏襲している。

とくに変化したのはリズムで、スローテンポな曲が増えている。“Again & Again”は低音グルーヴのレゲェな曲で、“See Something, Say Something”は空間を切り裂くダブな曲。全体的にパンクな曲は少なくなったが、バラエティーに富んだレゲェの曲が増えた。そこには南の島をイメージさせるトロピカルで美しいメロディーがあり、ゆったりとした脱力ムードが漂っている。そこには民族問題や社会問題をシリアスに捉えず、社会風刺としてとらえているような穏やかさがある。

ひとつの音楽性にとどまることを嫌うバンドなのだろう。この作品でもいろいろなことにチャレンジしている。意欲的な作品だ。

 こちらから購入可能

« LIFELESS(ライフレス) 『 No Love For The World (ノー・ラブ・フォー・ザ・ワールド)』 | トップページ | Anti Flag(アンタイ・フラッグ)  『American Fall (アメリカン・フォール)』 »

K」カテゴリの記事

T」カテゴリの記事

パンク」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/58179/65992024

この記事へのトラックバック一覧です: The Kominas (ザ・コミナス) 『Stereotype (ステレオタイプ)』:

« LIFELESS(ライフレス) 『 No Love For The World (ノー・ラブ・フォー・ザ・ワールド)』 | トップページ | Anti Flag(アンタイ・フラッグ)  『American Fall (アメリカン・フォール)』 »

スポンサードリンク


無料ブログはココログ

スポンサードリンク