プロフィール

  •    宮本 一高         (みやもと かずたか)
                                        音楽ライターを目指しているものです。EAT MAGAZINEやDOLLなどで執筆をしておりました。おもにエモ、ハードコア、スクリーモ、メロディックパンクを中心に取り上げております。自分が感動した音楽を、積極的に紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 

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2018/04/12

Twitching Tongues (トゥィッチング・タングス) 『Gaining Purpose Through Passionate Hatred (ゲイニング・パーパス・スルー・パッショネイト・ヘイトレッド)』

Gaining Purpose Through Passionate HatredGaining Purpose Through Passionate Hatred
Twitching Tongues

Metal Blade 2018-03-08
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18年に発表された4作目。大手インディーレーベルであるメタルブレイドに移籍した前作は、土臭いサザンロックやストーナーロックをベースに、ハスキーなボーカルと、キリスト教の葬式音楽のような不吉で神秘的なオルガンの音を合わせた死の匂いが漂うサウンドを展開していた。

今作でもそのサウンド路線に変わりはない。前作との違いを挙げるのなら、厳かで緊迫した静謐な空気がなくなり、ストーナー度が増した作品に仕上がっている。

ヘヴィーで荒々しいギターを中心としながらも、静寂のためやハスキーで厳かな甘美のコーラスを加えたドラマティックな展開。そこには天国へと召されるような甘美な雰囲気を作り出している。

彼らの一貫してテーマである“死”のあり方や、死生観は今作でも掲げられている。前作まではキリスト教世界の死神や悪魔崇拝など、西洋独特の死生観がテーマであった。今作では日本の切腹など、多文化の独特な死生観を取り上げている。

そこにあるのは責任を取るための死。恐怖のない積極的な自殺。死をも恐れない勇敢な姿勢。死ぬための場所を探している武士道。西洋人から見れば奇異に映る死の形を、今作では取り上げているのだ。

ストーナー(酩酊状態)を死への陶酔と恍惚に導きだしたメタルサウンドは、相変わらず彼しかない独特な個性がある。今作もいい作品だ。

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