プロフィール

  •    宮本 一高         (みやもと かずたか)
                                        音楽ライターを目指しているものです。EAT MAGAZINEやDOLLなどで執筆をしておりました。おもにエモ、ハードコア、スクリーモ、メロディックパンクを中心に取り上げております。自分が感動した音楽を、積極的に紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 

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ニューウェーヴ

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 スウェーデンのハードコア・シーンを代表する元リフューズドのデニス(ボーカル&ギター)と、ガレージロックをベースにしたハードコアを展開していたザ・(インターナショナル)・ノイズ・コンスピラシーとパンクバンドのマエストリでベースとボーカルを担当していたサラなどのメンバーが集まって結成されたINVSNの13年に発表されたデビュー作。彼らの経歴から想像と、ノイジーで荒々しいハードコア・サウンドを奏るのかと思いきや、エコー&バニーメンやジョイ・デヴィジョン、キュアーなどに影響を受けたネオ・サイケ調のニューウェーヴ・サウンドを展開している。プロデューサーに、パブリック・イメージ・リミテッドやスージ&ザ・バンシーズの作品を担当したことで知られるニック・ローネイを起用。おそらく彼を起用した理由は、80年代のニューウェーヴのバンドたちのような、隔絶された孤独と、暗闇で鈍く光るロウソクの炎のような揺らめきの、空気まで表現したかったからだろう。ここで展開されているサウンドは、いうなら古きよき80年代の焼き直しで、古きよきものに新しさを加えて蘇らせたのではなく、完璧なノスタルジーを目指している。だがその古さが、今の時代のバンドたちにはない空気で、逆に新鮮に聴こえてしまう。おかしな逆転現象を引き起こしている。

 おそらくノスタルジックなサウンドを意識した理由は、デイヴとサラ両者の趣味がネオ・サイケに向かっているのだろう。だから素直に今現在自分たちが好きなサウンドを奏でたのだろう。現在の彼らの趣味が大爆発した作品といえるだろう。デビュー作で、手慣らしの状態といえる。もしかしたら次の作品で、また変わるのかもしれない。次作でオリジナルティーを獲得して、更なる進化を期待する。

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