プロフィール

  •    宮本 一高         (みやもと かずたか)
                                        音楽ライターを目指しているものです。EAT MAGAZINEやDOLLなどで執筆をしておりました。おもにエモ、ハードコア、スクリーモ、メロディックパンクを中心に取り上げております。自分が感動した音楽を、積極的に紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 

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デスメタル

2016/10/10

seven sisters of sleep(セブン・シスターズ・オブ・スリープ) 『Ezekiel's Hags (エゼキエル・ヘッグ)』

Ezekiel's HagsEzekiel's Hags
Seven Sisters Of Sleep

Relapse 2016-02-04
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悪魔崇拝のサタニズム思想を全面に掲げ、ブルータルでドゥーム色の強いパワーヴァイオレンス・バンドの3作目。バンドのサウンドコンセプトともいえる、怨霊の呻きのようなボーカルやブラストビート、スローテンポでグルーヴを重視した重厚なリフなどは、3作通じて一貫して変わっていない。だが一作一作発表するごとに、サウンドの迫力や、演奏の技術力が上がり、確実に深化している。円熟と深化の極みに向かっているバンドなのだ。

今作では前2作と比べ、さらにサタニズムが深まり、魔界の地獄絵図を想像させるような迫力のあるサウンドで、悪魔の世界観を追及している。とくにドゥーム・メタルからの影響が強くなり、ブラストビートに磨きがかかっている。

地獄の窯がふつふつと煮詰まるようなブラストビート。獄の苦しみを味わっているかのような絶叫ボーカル。スローテンポのギターのリフとドラムが地獄めぐりという重く暗く絶望的な無限ループを感じさせる展開。すべてに地獄や悪魔の生贄といった禍々しさを感じさせるのだ。アルバムタイトルは、紀元前6世紀ごろのユダヤ人の預言者が書き、旧約聖書の一部となっているエゼキエル書から引用。神の怒りと悔い改めることへの教訓を書いたエゼキエル書とは真逆の内容の世界観を、追求している。

ここまでくるとハードコアというより、ブルータルやドゥームメタルだ。全作品中このアルバムが、一番迫力のあるサウンドを展開している。彼らの最高傑作といえるだろう。

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